STORY
アイディールとは、具現化された自分の理想の存在。姿形は物理的に存在しているが、アイディールが発現している者にしか見えない。
国立の大学に通う"城崎華恋"はプリンセスに憧れていた。裕福な家庭に生まれ、正にプリンセスのように優雅な生活をしていたのは小学3年生まで。 父親の会社は倒産し、自己破産。突如貧相な暮らしへと急降下。人生の下剋上を狙う華恋は必死に勉学に励み、国立大学へと進学。 将来有望なフィアンセを見つける為、血眼になってサークルに参加するも、冴えない男ばかりで中々お相手は見つからない。
そんなときにふと「理想の自分に出逢いませんか?」というチラシが目に入る。怪しげなチラシではあるが、何かを感じた華恋はそのまま指定された部室へと向かう。 部室の扉には"この扉を開けば、あなたの人生が大きく変わる。"と、より一層怪しい貼り紙が貼られていた。 流石に怖くなって立ち去ろうと振り返ると、1人の男が立っていた。
「アイディール・サークルへようこそ。」
その男は、満面の笑みでそう言った。
これは「アイディール・セミナー」
創始者吉澤隆司、大学時代の物語。
『アイディール・セミナー』スピンオフ!!
朗読×ACTの新感覚バトルエンターテイメント!!
待望の第四弾!!